4戸目に購入物件の話 | 五島列島一棟貸し宿「HARU」

BLOG & INFO

空き家・不動産

4戸目に購入物件の話

今回は、4戸目の不動産の話をしようと思います。エリアは佐世保市で築年数は55年ほどの物件。価格帯や物件との出会いをまとめます。

物件との出会い

この物件との出会いは、1棟目購入の時からのお付き合いの不動産屋さんからの案内でした。
内容は、『不動産を手放したいお客さんがいるんですが、どうですか?』でした。しかも、既に収益物件として運用されており、月3.2万円の賃料が入ってくるオーナーチェンジ案件でした。更に、40万円という何ともお手頃な価格での販売でした。但し、安いのには理由がありました。

再建築不可の物件

実はこの物件、再建築不可の物件でした。

「再建築不可の物件」とは、その土地に現在建っている建物を解体した場合、原則として新たに建て直すことができない物件のことを指します。

なぜ再建築できないのか

主に、建築基準法の「接道義務」に違反しているためです。

接道義務とは?

建物を建てるための土地には、
「幅員4m以上の道路に2m以上接していなければならない
というルールがあります(建築基準法第43条)。

しかし、古い物件や路地奥の物件には:

  • 幅が狭い私道にしか面していない
  • 公道にまったく接していない
  • 接しているけど2m未満

などのケースが多く、これが「再建築不可」になる主な原因です。

再建築不可物件のデメリット

  1. 建て替え不可:火災・老朽化で壊してしまうと、建て直しできません
  2. ローンが組みにくい:金融機関からの融資が通らないケースが多い
  3. 資産価値が低い/売りにくい:買い手が限られる
  4. 災害時にリスクが大きい:避難経路や消防車の侵入が難しい場所も

メリットもある

価格が安い:相場の半額〜1/3になることも

リフォームはOK:建て替えは不可でも、「今ある建物を直す」のは可能

収益化もできる:民泊・シェアハウス・アトリエ等に活用する人も

法律の特例で再建築可能になるケースもある(43条但し書き、道路後退など)

なぜ、これを買ったのか?

ズバリ、立地と価格とキャッシュフローです。

物件からコンビニまで徒歩40秒でとても近く、佐世保の中心まで車で8分という生活しやすいエリアだと思いました。価格も40万円と手頃で超高利回りで、キャッシュフローもしっかり出るところが決め手でした。

建物全体が写せるのがこの場所しかありませんでした(笑)

最後に

「4棟目を買いました」とサラッと言ってますが、やっぱり怖さや不安もあります。
でも、同時に“動いた人にしか見えない景色”があることも、これまでの経験で知っています。
もし「空き家を活用してみたい」「地方でチャレンジしてみたい」と思っている方がいたら、気軽にメッセージください。
僕もまだまだ勉強中ですが、何かヒントになればうれしいです。

プライバシーポリシー / 特定商取引法に基づく表記

Copyright © 2025 合同会社Y.N.DESIGN All Rights Reserved.

CLOSE